【ペットの悩み】犬が人に飛びつく!その理由や原因は?飛びつき癖を治すしつけ方法も紹介!
犬を飼っていると飼い主に向かって飛びついてくることがありますよね。帰宅後に、尻尾をブンブン振って嬉しそうな顔をしながら飛びついてくる瞬間は最高に可愛く愛おしい時間でしょう。しかし、犬が人に飛びつく理由や原因は「嬉しさ」だけではないのを知っていますか。飼い主にだけ飛びつくならまだしも、来客や散歩中に人や他の動物、物などに飛びついてしまっては、様々なトラブルに発展してしまいます。ではなぜ、犬が人に飛びつくのでしょうか。その原因や理由と、飛びつき癖を解消するしつけ方についても紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
人に飛びつく原因や心理とは?
・嬉しい、喜んでいる
犬が家族や飼い主に飛びつく主な理由は、ただただ「嬉しい」からです。お留守番がきちんとできる犬であっても、飼い主が帰ってくるのはとても嬉しいもの。やっと帰ってきてくれたという嬉しさとともに、お留守番から開放された喜びを、体全体で表現しているんです。
・興奮している
人に飛びつく理由には「興奮している」ということも挙げられます。大好きなおやつをもらえるとわかったときや、お散歩に連れて行ってもらえるとき。他の人に褒められたりすると、嬉しくなって興奮状態になってしまうことが原因です。ただ、遊んでいるときにはヒートアップして興奮状態になり、我を忘れて飛びついてしまうこともあるので気をつけましょう。
・抱っこ、構ってほしい
犬がピョンピョン飛び跳ねてくる場合には「抱っこ」や「構ってほしい」という気持ちの現れです。抱っこや構ってほしいというのは「嬉しい」という心理によく似ていて、飼い主が帰ってくると寂しくお留守番していた分、たくさん抱っこして構ってという気持ちから、飛びつくんです。
・食べ物の匂いがする
犬は嗅覚に優れていて、飼い主から美味しそうな食べ物のニオイがすると、ついつい飛びついてしまうことがあります。食いしん坊な犬は、少しでも食べ物のニオイがすると、そこに向かって飛びつきます。食べ物があるなら何とかして食べようという気持ちで飛びついているんですよ。
・自分が上の立場にいることをアピールしたい
犬は上下関係に厳しい動物です。飼い主に向かって飛びついてくる場合には、飼い主よりも自分のほうが立場が上だとアピールしたいという気持ちがあるから。犬は自分よりも立場が上の存在には飛びつくことはありません。家族や友達の中で自分だけに飛びついている場合には、飼い主よりも立場が上だと思っていることが原因です。
・威嚇や警告
威嚇や警告が理由となり、人に飛びついてくることがあります。犬は敵対心を抱く人や動物が近づいてくると、恐怖を感じて攻撃しようとし、人や動物に飛びつきます。威嚇や警戒心があるときの犬は非常に険しい表情をしていて、歯をむき出しにしているときもあるでしょう。
・本能によるもの
「狩猟本能が刺激された」ことが理由で飛びつくこともあります。犬の本能には、少なからず野生時代の狩猟本能が残っていて気になっているものが自分から逃げようとすると、本能的に抑えようと飛びつきます。元狩猟犬やしつけが十分されていないペットの犬などは、狩猟本能が強く、人に飛びついてしまいやすいです。
人に飛びつかないしつけ方
・飛びつかれてもスルー
嬉しさや興奮から人に飛びつく癖をなおすなら「スルー」することが大切です。飼い主が帰ってきたときに嬉しくて飛びつく、甘えたくて飛びついてきたときに、飼い主も嬉しくなって相手をしてしまうと「人に飛びつく=良いこと、喜んでもらえる」と勘違いしてしまい、飛びつくことが癖になってしまいます。人に飛びつく癖を治すなら、飛びついてくる間はスルーして、飛びついてこないときに構ったり褒めたりすることで飛びつく癖が改善されていくことでしょう。
・低い声で目を見て注意する
人に飛びつく癖がなかなか治らないなら「低い声で犬の目を見ながらしっかりと叱る」ことが大切です。犬は声色や声のトーンを聞き分けています。そのため、高い声や優しい声で叱っても意味がありません。普段から叱るときの声色やトーンを意識して、人に飛びつく行動をしたら、叱るときの声でしっかりと目を見て叱りましょう。時間はかかりますが、根気よく叱っていくことで徐々に改善されていきますよ。
・待てやおすわりで落ち着かせる
散歩中や家の近くを通る人、動物、車などに反応して飛びつく場合には恐怖心が原因となっていることがほとんどです。急に飛びつくときには、名前を呼んで飼い主に注目させ「待て」や「おすわり」などの指示を出して落ち着かせましょう。うまくできたときにはたくさん褒めて、覚えさせます。また、興奮してしまっているときには「おやつ」や「おもちゃ」で注意をそらすのもおすすめです。
・アイコンタクトを取る
「アイコンタクトを取る」ことも飛びつく癖をしつけるためにできる方法です。アイコンタクトを交わすことで、犬を落ち着かせることができると同時に、飼い主よりも偉いと勘違いさせることを防げます。犬が飛びついてきたときと人に飛びつくとき、対象物に飛びつこうとするときにリードを引っ張ってアイコンタクトを取ることで「飛びついてはいけない」ということを学んでくれますよ。
・しつけ方の一貫性を持つ
飛びつく癖を治すなら「一貫性を持つ」ことが大切です。飼い主の気分で、お迎えの飛びつきを許してしまったり、飛びつきを喜んでしまうと犬は混乱してしまい、飛びつく癖は治りません。しつけをする際には一貫性を持ってしつけることが大切です。また、家族や複数人でペットを飼っている際にも、同じ言葉やトーン使いをするなど、ルールや叱り方を統一しておきましょう。みんな同じだと、犬も理解しやすく飛びつく癖が治りやすくなりますよ。
飛びつき癖を直して安心な暮らしを送ろう!
犬の飛びつき行為は、嬉しい気持ちや甘えたい気持ちであっても、犬に慣れている相手や他の犬が苦手な犬にとっては非常に怖いものです。好意的な気持ちで飛びついたとしても相手をケガさせたり、転倒させてしまったり、服を汚してしまうなど、犬の飛びつき行為によって他のトラブルに発展してしまう危険性も潜んでいます。飼い主にとって嬉しい飛びつきも、相手によってはしてはいけない危険な行動になってしまいます。飛びつき癖を直し、人も犬も快適なライフスタイルを送りましょう。
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